大腸がんは、早期に自覚症状がないことも少なくありません。この記事では、大腸がんが発生して広がる仕組み、血便や便通の変化、40歳からの便潜血検査、受診を考えたい症状を解説します。
この記事で詳しく分かること
- 早期症状がなくても検診が必要な理由
- 便潜血検査が陽性になったときの対応
- 症状があるときに検診を待たず受診する目安
先に結論:大腸がんの早期発見には、対象年齢での大腸がん検診が重要です。便潜血検査で要精密検査となった場合や、症状がある場合は、自己判断せず検査・受診につなげる必要があります。
大腸がんはどのように発生し広がるのか
大腸がんには、良性の腫瘍である腺腫が、遺伝子の変化を重ねてがん化するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。大腸の粘膜に発生したがんは、進行すると腸の壁の奥へ入り込みます。
さらに進むと、リンパ節・肝臓・肺などへ広がることがあります。ただし、一人ひとりの進み方や治療は異なります。この一般的な説明から、個人の原因や病状を推測することはできません。
大腸がんは早期に症状がないことも
早期の大腸がんでは、自覚症状がほとんどないことがあります。進行すると、便に血が混じる・便の表面に血が付く、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなる・残便感がある、おなかが痛む・張るなどの症状が現れることがあります。
慢性的な出血によって貧血となり、めまいや息切れが起こる場合もあります。 腸が狭くなって便やガスが通らなくなると、腸閉塞による強い腹痛・嘔吐・腹部の張りなどが起こることがあります。
40歳から年1回の大腸がん検診
国が推奨する大腸がん検診の対象は、40歳以上の男女で、受診間隔は1年に1回です。検診は、症状のない人が対象です。基本となる便潜血検査では、2日分の便を採取し、目には見えない微量の血液が含まれていないかを調べます。
便潜血検査は大腸がんを確定する検査ではありません。また、陰性でもすべての大腸がんを否定できるわけではないため、対象年齢では毎年繰り返し受けることが大切です。
便潜血検査で要精密検査となったら
2日分のうち1日分でも陽性になった場合は、必ず精密検査を受けましょう。もう一度便潜血検査を受け直すことは、精密検査の代わりにはなりません。精密検査では、通常は大腸内視鏡検査が行われます。
便潜血陽性は、必ず大腸がんという意味ではありません。ポリープや痔などでも陽性になることがありますが、自分で原因を決めつけず、検査を受けて確かめることが重要です。
症状があるときは検診を待たない
血便・腹痛・便が細い・便秘や下痢が続く・排便回数の変化などの症状があるときは、次回の検診を待たず、消化器内科・胃腸科・肛門科などの医療機関へ相談してください。血便は痔でも起こりますが、色や見た目だけで自己判断しないことが大切です。
強い腹痛・繰り返す嘔吐・おなかの強い張り・便やガスが出ないなどの症状がある場合は、腸閉塞など緊急性のある状態も考えられます。すぐに医療機関へ連絡し、状況によっては救急受診を検討してください。
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参考情報
※この記事は一般的な健康情報を提供するもので、診断や治療の代わりではありません。
VOICEVOX:青山龍星


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